兵を率いたカエサルは、帰還不能限界地点を超え、ローマの法によってそれ以上の進軍を固く禁じられていたルビコン川のほとり叫んだ。賽は投げられた!
賽は投げられた
花は 花は 花は咲く
紛れもなく真冬なのに、
皆様をわが家の庭にご招待したいほどの薔薇。
確実なることはやがて春が来るということ。
かなりの勝率で花は咲くということ。
さればさほど考えることなくリラックスして、
一歩、また一歩。
歩むとは止まることが少ないと書く。
名言コレクター北原照久さんの受け売りですが。
ころでお若い方々は「賽」って何かご存知ないかも。それはですねえ「ダイス」。え、もっとわからない。ええってですね、チンチロリンだよチンチロリン。明日のことなんかわからないけど進むしかないだろってこと。
ニューヨークの永ちゃんことブルース・スプリングスティーンと。
年が明けると さて今年の運勢は?ってなるよねえ
おみくじを引いて 大吉だの 末吉だの
あれってね 箱の中に無造作に入っている紙を引く
その名の通りくじ引きなんだから
そんなんで運勢決められてたまるかってんだ
ってね 思う時は思う
わかります?
今年のおいらは「末吉」で しょぼい訓示が並んでたんだ
引きが悪いね
しかーし 六占星術では
おやおや 土星人 陰はなんとなんと大殺界
それがどうした 目覚まし占いではサイコーの年になるんだよ
ここまではネットで見つけた『訳詞如来』様による超訳をもとにした超超訳。
では普通の訳を。
ダイスを転がせ
俺が気に入っている女は いつも俺をヘロヘロになるまで打ちのめす
蝋燭の火を消すことで俺を燃え上がらせようとする手口だ
でもなベイビー 俺の王冠には宝石なんて必要ないんだよ
真ん中にお前を掲げておけたら万々歳だ
あらゆる女はバクチ打ちを冷ややかに見る
だけど俺はペテンはやらないよ そういうのを知らないから
だけどベイビー この狂った賭場で俺はまた熱くなっている
安めの賭けじゃしょぼくれるだけ
次のサイコロの目はまだまだ荒れるぜ
ベイビーまだまだ終わったわけじゃない
俺をかっぱいでくれ
ダイスを転がせって 膝がガクガクしている俺に言ってくれ
いつも速攻ビビるけどゲームはやめない
ベイビー俺をかっぱいでくれ
ダイスを転がせって 膝がガクついている俺に言ってくれ
新春のおみくじがどうであれ、毎日賽銭を投げて、ダイスを投げて、引き続けることですよ。
ああそれにしてもですね、元旦のおみくじくらい全部大吉にしとくのが神道のサービスだと思うんですけどねえ(笑)。
雲ひとつない2日の庭にて、女房作のおせちをたいぼおって(「もったいながって」という姫路弁)ひと箸ひと箸摘みつつ。陽を浴びて、バラの香りと関西の定番ブリ焼きのマリアージュ。