ぼく、基本的に阿部さん夫婦が好きなんですよ。おもろい夫婦です。そんなファンとしては待望のマスクが、ついに届きました。・・・ち、小さい、予想以上に小さい。それはともかく、今日これを装着して出掛ける勇気が出ないのです。だってね、このマスクをしている人を、今までたったひとりしか目撃していないので。
チェインジ
バラが終わって、散歩道の庭は夏服に衣替え。
パウル・クレーという画家の『黒い王様』という絵があります。どこか南の島の王様なのでしょうか、冠を被って装飾品を見に纏っているのですが、表情が冴えない。どこか寂しげで、瞳は空虚に沈んでいます。その絵を題材に谷川俊太郎は一編の詩を書きました。
黒い王様 谷川俊太郎
おなかをすかせたこどもは
おなかがすいているのでかなしかった
おなかがいっぱいのおうさまは
おなかがいっぱいなのでかなしかった
こどもはかぜのおとをきいた
おうさまはおんがくをきいた
ふたりともめになみだをうかべて
おなじひとつほしのうえで
マスクの王様は裸だ。そのことを身に染みて感じているのが王様自身だとしたら、民としては応援したいなあと思うのです。突っ込みどころ満載ながら、なんだかんだ言ってよくやってますよ。
いやあそれにしてもあのマスク、何十回洗濯して使っているのでしょう。黄ばんでもいないしゴムも伸びていない。まさか自分ちにだけ何回も配達させているわけじゃないでしょうから、驚くべき耐久性です。あるいはアッキーが、B型なのに、B型でありながら、B型にもかかわらず、洗濯上手なのか。
阿部さん、もういいんじゃないですかねえ、失敗を認めて今時のマスクにチェンジしても(ユニクロからカッコいいのが売り出されましたよね)。それか、せめて内閣の方々には装着を義務付けるとか。無駄な意地を張っているように思えて、お友達を大事にする人なのに、本当は友達がいないんじゃないかって、見ていて悲しくなるのです。
そういえば、アメリカ国の黒い王様は「 Change!Yes We Can 」って言っていました。
チェンジ、チェンジ、そうチェンジは大事。庭を美しく保つコツはチェンジ、変えてゆくこと。荒れるよりも先に変える、飽きるよりも早く変える。失敗しても気にしない、どうせ変え続けなきゃ存続できないんだから。
チェインジ!イエス・ウィー・キャン。
たまたま見つけたこれ、なかなかいい感じ。
しばらく踊ってないなあ。