娘に「今夜の庭はキンモクセイが香っていて最高だ」とLINEしたら「え、いいな〜。こっちは咲いていないのかなあ」と返信あり。いやいやここ数日は横浜一帯に満ちて、日生のおばちゃん自転車で笑顔を運んでいるから香らないはずはないんだが・・・そうか、マスクだ。子育て中でもあり、外出時は必ず装着している。
散歩がてらのお楽しみ
忙しいのに何ほっつき歩いてんだって、
自分でも思うんですよ。
でもね、これって重要な設計の一環なのです。
人混みじゃなければ外していいんでしょ。季節の香りに気づかないほどの防衛は、心の健康によくないと思うんだけどなあ。まあそれも家族への愛情に基づくことなので良しとして「どこでも咲いてるから、美空には嗅がせといてちょ」と送ってやりとりを終え、坂本龍一作曲の『マスクの中』を流しつつ引き続き至福の庭時間。
早いものでこの香りもあと数日となりまして、次の台風でおさらばか。ペンギン村からオハコンバンチワあっち向いてこっち向いてバイチャバイチャ。次はアスファルトから立ち昇るギンナンの香りなり。うっかり踏みつぶさないように、足もと見つめて歩みがのろくなる季節。昨年は100個ほど拾い庭で丁寧に下ごしらえをしてから食品個へ。実はまだ半分以上手付かずでありまして、それは山に撒くとして、今年は今年、レジ袋をポケットに突っ込み散歩がてらのお楽しみ。
コラム『庭をつくり人』はこちらへ→→→『横浜ガーデンデザイン!幸せな庭のレシピ』