イクラの季節
開花確認から1週間が経過し、途中台風もあり、気温が急激に下がったりでようやくやってきたポッカポカの晴天、ようやくキンモクセイが香ってきました。これですよこれ、こうでなくっちゃと気分がググッと上向いて、車のオイル交換をする待ち時間にスタンドの周辺を撮影散歩。
ああ、いい感じいい感じ。
ぼくの場合、気持ちがいい感じに整うとオートマティックに空腹感がやって来る仕組みなので、そろそろイクラの季節だなあ、いい生筋子を見つけたら今年も醤油漬けを大量に(娘の好物なのです)、などと秋の味覚に想いを馳せていたところ、目の前に光を受けて輝くイクラの木が出現。
ピラカンサ。
園芸業界には「ピラカンサ or ピラカンサス問題」というのがありまして、ぼくも確か昔はピラカンサスと呼んでいたのがいつの間にやらピラカンサになりました。
あれこれ調べてみたら、正解はピラカンサ。ピラカンサスという呼び方は、グロジオラス、ハイビスカス、アガパンサスなど最後にスの付く植物が多くあるため、生産農家の人たちが引きずられて(語呂がいいしい)そうなったのではないかとのことでした。
まあどうでもいいことですけど、このようなどうでもいいことを穿ちたくなるのも気持ちが整っている証拠なんでしょうね。
これまたどうでもいいんですけど、新鮮な生筋子をぬるま湯で素早く丁寧にほぐして醤油と酒で味付けをする、なんてのも、最高にどうでもいい秋のお楽しみなのであります。今日は帰り道を遠回りして、大船の魚屋を覗いてみましょうかねえ。
いよいよ秋深し、隣は何をする人ぞ。ぼくはひたすら庭を思い描く人。カレンダーを見ると気持ちは焦るばかりなりなれど、グッと腹に力を入れてみたり庭でストレッチをしてみたりしながらコンディションを整えつつ、ひとつひとつを丁寧に、思いを込めて仕上げてゆきますゆえ、お待たせしている皆様におかれましてはどうぞ広い心でご辛抱を。