アイスバーグ
バラは肥料食いだと申します。バラ達人後藤さんもよく「食費を削ってバラにご飯をやっている」と笑っていますが本当にそうで、春の勢いが終わる頃に追肥をしておくと夏の間にググッとシュートを伸ばし、四季咲き品種なら秋口にはぽつぽつ咲き始め、ここでまたもぐもぐタイムとばかりに肥料をあげておけば、気温が下がるほどに盛大に咲いてくれます。
その性質は聞き及んでいたもののバラの肥料は他と比べてとびきり高価なこともあって、ケチって、おまじない程度にしかあげていませんでした。今年は心境の変化と申しますか、今更ながら庭が愛おしく思えて、クリシェ「花の数と幸せは比例する」と誰かも言ってたし、あ、オレか。それこそ食費を削って大量に施肥をしたところ、いやあ素晴らしいですよ、アイスバーグ。
トゲが少なく性格は素直で穏やかにして丈夫、半八重の可憐な白い花が房状に咲くフロリバンダ(花束)の名品。
アイスバーグ( iceberg ・氷山 ) 、この調子で花数が増えていって庭に巨大な氷山が出現することをイメージしながら、そろそろ3回目の肥料を買ってこようと思います。
ちなみにアイスバーグ理論というものがありまして、ご存知、氷山の一角ということなんですけど、検索してたら面白いのを見つけたので貼り付けておきます。
つまりこういうこと。
またもや浮かんだクリシェ、何にも咲かない冬の日は、下へ下へと根を伸ばせ。