リチウムイオン電池の開発でノーベル賞を受賞された吉野彰さん、好好爺というか、とても感じのいい方ですよね。歴代の受賞者も同じくにこやかで穏やかで、ユーモアを持っていて、そして驚くべき共通雨天として愛妻家で、研究者というのはそういうものなんだなあとつくづくと。ある意味浮世離れした世界でひとつのことに熱中すると人格が整うのか、あるいは地頭のいいインテリジェンスがそうさせるのか、などと思いながら見ていました。
お客様の中にも学者さんはいて、ニューロンを研究する脳科学者、植生研究の植物学者、ちょっと逸れますけどソクラテスを専門としていた哲学の研究者だったご主人を亡くされて、今はお孫さんらに囲まれて暮らす奥様、皆さん例外なくとにかく感じがいいのです。
秋風が木枯らしにかわる頃、昆虫学者の蟻川さんからバーベキューのお誘いがあり、スタッフとともにおじゃまいたしました。