パトラッシュ、疲れたろう。ぼくも疲れたんだ。何だかとても眠いんだ・・・パトラッシュ・・・
真夏のルーベンス
河口湖の夏。
今年は行けるかな。
いやはや、これだけ急激に暑くなると、いかな夏好きであっても時々気が遠くなる。測量作業で汗を流している間はシャキッとしていても、店に帰って人心地ついた途端に睡魔が。そんな時には燃え尽きた矢吹ジョーとなってしばしぐったり意識不明を楽しみます。だいたい15分で復活。頭スッキリ、スイッチが切り替わって今度は設計に熱中症。
この感じ、懐かしいのです。昭和の御世では大人も子供も昼寝をしていましたよね、「親が死んでも食休み」とか言っちゃって。子供心に、無理やり寝かされるのが嫌だったなあ。家人もご近所も、町中がシーンとするあの時間。それでも縁側でタオルケットを掛けられて横になっていると、いつの間にやら熟睡で、パッと起きて午後の作業に取り掛かっている大人たちの気配で目が覚める。オメザに冷蔵庫からシャービックを出してもらい、縁側から足をぶらぶらさせて食べたら、さあどこに遊びに行きましょう。
今朝、ココの食欲がなくて少し心配しています。あの元気者がフードを食べず、好物のおやつにもそっぽを向く。時々ある事なので平気だとは思いますけど、やはり気になるので今日は早めに帰ろうと多います。昨日の夜の散歩がまだ暑かったからばてたのかも。そう言えば夜中にやたらにくっついて来て、顔をぺろぺろ舐めてたなあ。暑さで寝苦しく睡眠不足だったのかもしれないなあと、心配し出すと仕事が手につかず、やれやれ、皆様が首を長くしているのにこんなことではいけませんなあ。昼飯食ったら少し寝るか。
探しに来てくれたんだね、ありがとう。ぼくたちはいつまでも一緒だね。ずっと見たかった絵を見ることができて、すごく幸せなんだよ。
頬を寄せ、ルーベンスを見上げるネロとパトラッシュ。大聖堂の天井画から天使が舞い降りてきます。天使たちはネロとパトラッシュを抱き上げ、天空へと。美しい讃美歌とともに。
暑さは人を裸(ピュア)にする。だからでしょうか、夏は祈りの季節でもあります。灼熱の作用で愛情が煮えたぎって、やがて濃い味の恋味が抽出される。あ、あの物語は冬でしたね。夏来りなば冬思う。嵯峨のがばいばあちゃんが言いました。暑い暑いと文句を言うな。暑い夏には寒かった冬を思い出せ。
さ、集中集中。そして早めに帰ってお爺さんは庭へ芝刈りに。紺屋の白袴、仕事仕事で芝も雑草も伸び放題になっています。スカッと仕立てた芝生でボールを追う、元気なココの姿を思い浮かべながら汗を流します。