マンモスは恐竜?
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マンモスは恐竜?
マンモスは恐竜?
金沢区釜利谷の小川が流れる遊歩道は、かれこれ10年歩き続けている散歩道です。季節に従い色とりどりの花が入れ代わり立ち代わり、毎年しっかりとスケジュール通りに咲いてくれます。だからその種類によって過去の自分へとワープできるという、長く楽しんできた者の特権が嬉しくて、きっとこれからも通い続けることでしょう。
聞けば道路沿いの住人達が掃除や手入れをしているとのことで、ぼくのような部外者がボヘミヤン的に楽しませてもらえることが嬉しいやら申し訳ないやらで、何なら通行料をお納めしたいと思うほどです。
世の中的には夏枯れで庭の花数が減るこの時期でも、サルスベリ、マリーゴールド、センニチコウ、ヒマワリ、フヨウ、ラベンダー、アサガオ、ガウラ、キバナコスモス、ノウゼンカズラ、ペチュニア、ツキミソウ、チェリーセージ、さらには稲穂の花とこれぞまさしく百花繚乱。 そしてこの道の夏の主役はハスの花です。
白亜紀(1億3500万年前〜6600万年前)から姿を変えずに子孫へと命を繋いできた奇跡の大輪。きっとハスは発生初期段階から、進化を必要としないパーフェクトなシステムを備えていたのでしょう。
自分の流儀を曲げずに長く生存しているということは、そこに、神に選ばれし何かしらの理由というか、神様が好むチャーミングさがあるに違いありあせん。ぼくらが見ても息を呑むほどの独自な美しさを感じるこの花を、神様仏様造物主様も大好きなのでしょう。美しい姿、美しい性質、美しい生き方を優先しながら構成されている自然と生態系。夏休みの間に孫たちと野山を歩いて、あるいは庭遊びで、漠然とでいいからそのことを体感させたい。神様は美しさを基準にして世界を司っているのだと。
白亜紀といえば恐竜が大型化した時期で、その頂点にいたのがご存じティラノサウルス。草食恐竜ではこれまた有名なトリケラトプス。こないだ孫の美空(小1)が「ジイジくん、ティラノサウルスってT・レックスのことだよね」と唐突に恐竜話を始めて、いやあ女の子でも子供は恐竜好きなんだなあとびっくりしました。続いて「マンモスも恐竜でしょ?」と。
マンモスも恐竜でしょ?
それは違うと思うなあ。だって恐竜って爬虫理じゃん。マンモスはたぶん哺乳類だよ。ゾウの仲間だから、やっぱりマンモスは恐竜じゃないと思うよ。
でもさあ、大きな牙があるじゃない。あれは恐竜だよ。
ゾウだって牙があるよ。
え、ほんと!象って牙があるんだっけ?
あるよ、あるある。インドゾウには長い牙があるし、バアバには鬼みたいに角が生えてるし。
え、バアバって角があるの?
そうだよ。普段は見えないけど、怒るとニョキニョキ生えてくる。
キャハハハ、それは怖いね。じゃあやっぱりマンモスもバアバも恐竜だ。恐竜って怖い生き物なんだから。
そうだね。恐竜だね。
これにて一件落着。マンモスは恐竜、ということで。