179万年前、イザナギは天上より天沼矛で眼下の混沌世界をかき回して列島をつくり、そこを楽園とすべく大木をぐるっと回ってイザナミと結ばれ、八百万の神々を地上へ遣わした。
3万年前、人々は石器を使うことを覚え、共同での狩りを始める。住居前の広場が作業場として、人が集う庭のような場所となる。
1万年前、囲炉裏を中心とした家族団らんの時を過ごすようになる。
1400年前、蘇我馬子が池や石組を配した庭園を築く。自然を模した最初の作庭。
1200年前、中国の影響で、宗教観を表す庭園様式が出来上がる。
600年前、枯山水、築山、借景。
400年前、茶庭、回遊式庭園など権力者によるステイタスとしての庭。片や庶民にガーデニングブーム到来。
100年前、西洋庭園の影響を受けながら、雑木の庭、芝生、流れなどを取り入れた自然描写としての庭が広まる。
90年前、商家の坪庭、文士の庭など粋人の庭文化。一般住宅に庭スペースが設けられるようになる。