庭のつれづれ『イムジン河 水清く とうとうと流る』
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庭のつれづれ『イムジン河 水清く とうとうと流る』
庭のつれづれ『イムジン河 水清く とうとうと流る』
イムジン河 水清く とうとうと流る
蓮池薫さんは、拉致されていた24年間を振り返って、ふたつの心安らぐ時間があったと語っています。ひとつは現地では高価だったギターを手に入れて、拉致前に(当時はフォームソングブームで誰でもギターが弾けたのです)新潟の実家で歌っていたイムジン河をつま弾いている時で、もうひとつは釣りをしている時。鳥の声とせせらぎの音に包まれて水中に意識を集中していると、不条理な現実から意識が越後の山谷へとワープして、他の何者でもない自分自身になれたそうです。
不条理 vs 自分自身、どちらも現実。しかし後々振り返った時に「楽しかったなあ」と思えるのは自分が少年のように自分であった時間の方。人生を上々に仕上げるために、今ある不条理に潰されてしまわないために、自分を置き去りにしたり見失ったりせぬように、少年少女の自分を大切にしましょうね。
昨日伺ったお宅の少年が、庭の花壇での野菜作りにハマっているとのことで、見ると数個のナスがぶら下がり、他にも何種類かの野菜苗と種から発芽させた双葉がありました。いいぞいいぞ、少年よ。少年は少年の時を行け。行け行け飛雄馬、どんと行け。やがて青年に成長したら荒野を目指すのだ。おじさんが、少し内気で、蟻や蛇と会話ができる君の根っこを、将来何が起ころうともどこ吹く風で土を耕しているような、広くて太く成長させておくための庭を設計するからね。
蓮池さんはぼくより三つ上。 拉致されたのが1978年で蓮池薫21歳、ぼくは18歳。 考えたらその頃、よく拉致現場である柏崎の海岸で ひとりでウィンド・サーフィンやってたんですよね。 もし自分だったらって思うと・・・。 まあ、北も国策ですから人選には慎重だったようなので、 吹雪の中で長髪に氷柱をぶら下げてセイルを張っている男は、 危険人物として早々に除外されたのでしょう。
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『横浜ガーデンデザイン!幸せな庭のレシピ』
さあてと、今日もザリガニ釣りに興じる感じで、美しい庭、楽しい庭、幸せな庭、理想の庭を思い描きます。