後藤さんちのオープンガーデン 2019 その2(横浜市 栄区)
オープンガーデンの期間中、この庭は常に笑い声が響いています。ここだけじゃなく後藤さんの周辺はいつもそうで、昨年の秋だったか、桂台を歩いていた時に遠くから何やら楽しげな声が聞こえてきたので近づいて行ったら、なんと後藤さんとそのお仲間たちが庭に集って大盛り上がり。どうやら栄区オープンガーデンの打ち合わせ中だったようです。「おやおや賑やかな人たちがいるなあと思ったら、後藤さん」「あらあらいわふちさん、どうしたの」となりまして、ぼくもそのお宅の庭を拝見させていただきました。
基本的に冗談だけで会話が進むというのが後藤さん流。庭へやってきた誰をも心地よく煙に巻いてリラックスさせてしまうという、生まれてこのかた冗談なんて一度も口にしたことのないぼくとしては、心底憧れる会話術です。
そんな令月に吹く和やかな風のごときやり取りの中に垣間見える本音と思われるワードを見つけると、すかさず拾い集めてメモしてきた十数年。その庭達人のこぼれ種から、今日は3つをご紹介します。
楽しいことを先にやる。
夢中で楽しんでいると次の楽しみが見えてくる。この方式によって楽しいことで日々を塗りつぶしているそうな。
庭仲間は競わないからいいのよね。
テニスや麻雀と違い、庭のことはお互いにいい影響だけを与え合う。ちなみにテニスも麻雀も達人の域との噂。
何かヒントはないかしら。
園芸の買い物がてら、うちの店を覗いては好奇心いっぱいにこうおっしゃいます。この興味津々な姿勢があの膨大なエネルギーの源かも。
さすがの名言ですよね。ただ、もしかしたらこれらのことも冗談かもしれず・・・まあとにかく、いつも楽しいお方です。
毎年のことながら後藤さん、あの鐘を鳴らすのはあなた。カーテンコールは鳴り止まず、シャッター音も鳴り止まず膨大な枚数に。写真だけでもバラの香りに酔いそうですよね、と、興奮冷めやらぬほろ酔い気分のまま明日へつづく。